運転免許はゴールドのみくはです(><)b 運転しないからね……
さて今回は、よく質問を頂く「iPadにできること」を改めてまとめてみました。
さらには、iPhoneとの違いは何かとか、iPadで仕事はできるようになったのかとか、その辺にも言及しております!
ではさっそく行ってみましょう!
iPhoneやiPadがすごかったこと
それぞれの解放
iPadにできることをお話しする前に、そもそも、iPhoneやiPadの何がすごかったのかを振り返ってみましょう。
iPhoneが登場してから早10年が経ちましたからね。当時は「物理ボタンのないデバイスなんて!」と酷評されていたiPhoneもすっかりおなじみになり、ついにはホームボタンまでなくなりつつあります。
しかしぼくが思うに、iPhoneやiPadが革新的だったのは、テンキーを廃止したことでも、タッチパネルにしたことでもないと思うんです。
iPhoneが何よりすごかったのは『ネットをキャリアから解放したこと』であり、iPadがすごかったのは『パソコンを机から解放したこと』なのです!
キャリアからの解放
まず『ネットをキャリアから解放したこと』とは何かといいますと、iPhone登場前の日本では、昔懐かしガラケー全盛期で、iモ○ドの功績により、携帯電話からネットに繋がるのは当たり前でした。
ですがあの頃のネットは、キャリアにすごく制限されていたのです。『フルブラウザ』なんて言葉があったくらいで、パソコンのサイトをガラケーで見るのは大変でした。サイト運営側としても、キャリアの公式を得られないとアクセスが集まりにくかったですし。
そこに登場したのが故・ジョブズさんです。
ぼくは、ネットを海に例えること多いのですが、ガラケー時代のネット環境は、海の家(=キャリア)から海(=ネット)を眺めているかのようでした。そうして海の家が用意してくれたビールとかヤキソバとか(コンテンツ)を堪能していたのがぼくらです、潮騒とその匂いにうっとりしながら。
ですがそこにジョブズさんが現れてこういいます。
「おまいら何やってんだ!? 海水浴に来たんだから泳ごうぜ!」
そういわれてぼくらは「た、確かに!」と気づきます(笑)
ということでぼくらは海に飛び込んだ次第です。もちろん、海の家のビールとかヤキソバとかはそれはそれで魅力的ですが、ずーっとそことどまる必要はなかったわけですね。
というわけでiPhoneがすごかったのは『ネットをキャリアから解放したこと』であったとぼくは思うのです。
机からの解放
つぎにiPadの革新性は『パソコンを机から解放したこと』でした。
基本、iPadはiPhoneがデカくなっただけです。iPadにできることは、(ほぼ)iPhoneでもできます。
ですが画面サイズの違いは、利便性がけっこう違ってくるのです。
それが端的に表れるのがネット通販ではないでしょうか?
買いたいモノが決まっているのならiPhoneでもいいのですが、いろんな商品を比較検討しながら選びたいときは、やっぱり大画面のほうが便利だと思うんですよね。まぁ10〜20代の方々はスマホでショッピングするようですが。
でも原則的にいえば、画面が大きい方が比較検討しやすいわけですから、何かを比べたいときは大画面であることに越したことはありません。
だからiPadが登場するまでは、大画面を使いたい時はやっぱりパソコンでした。
しかしパソコンは、机の上に置いておくモノ。例えば、ゴロ寝しながらネットショッピングしたいと思ってもパソコンではできないわけです。
まぁ……ノートPCでやろうと思えばできなくはないですが、ノートPCでは寝返りも打てませんし、ずーっとうつ伏せでいるのも限界がありますからね。
そこでiPadの登場というわけです。
パソコンからキーボードをなくしただけで、ゴロ寝しながらショッピングし放題!
もちろんショッピングだけではなく、ゴロ寝したまま、大画面でゲームもできるしアニメも見られるし電子書籍も読める!
キーボードがなくなることで、コンピュータがよりフレキシブルに使い回せるようになったのですね。
ということでこれは凄い!……はずだったんですが(^^;
そもそも論として、iPhoneを初めとするスマホの大型化に伴いパソコンの必要性が低くなってしまい、だからパソコンの代替として登場したiPadの必要性も低くなってしまったのでした。
人間にとって、いまやスマホは必須端末ですが、タブレットは『なくてもなんとかなる』程度の端末ですからねぇ。
まぁとにもかくにも、あると便利であることには間違いないんですが、必須ではないためにタブレット市場は、パソコン市場とともに地盤沈下を起こす結果となったのでした。
でもま、iPadはあれば便利だし、ぼくなんてiPhoneよりiPadのほうが使用頻度高いですから、この先から『iPadにできること』をお話していきましょう。
iPadにできることは8つ!
端的にまとめると、iPadにできることは下記になります。
- 読む
- 見る
- 聞く
- 遊ぶ
- 計る
- 話す
- 書く
- 描く
こんな感じで動詞にまとめると、なんとなく想像つくでしょうか?
詳しくはこの後お話していきますが、最初に、iPhoneとiPadの違いをお話しておきましょう。
iPhoneとiPadの違いは?
iPhoneとiPadのの違いを比較したのが下表です。点数化もしてみました。
○『できる』……2点
△『できるがやりにくい』……1点
×『できない』……0点
iPhone | iPad | |
---|---|---|
読む | ○ | ○ |
見る | △ | ○ |
聞く | ○ | △ |
遊ぶ | △ | △ |
計る | ○ | △ |
話す | ○ | △ |
書く | △ | △ |
描く | × | ○ |
点数 | 11点 | 11点 |
ぼくの体感で考えていますので、人によって評価に違いは出てくるかもですが、そんなに大外れしてないかなと。
それと点数化して改めて思うのは、サイズの違いからどっちも一長一短あって、理想をいえば、シーンに応じて使い分けるのがベストだろうなー、というのが結論ですね。
iPhoneがApple Pencil対応したら、iPhoneのほうが利便性高まるかもですが。
それでは以下より、用途別の例を、iPhoneと比較しながら上げていきましょう。
比較した方が、分かりやすいと思いますので。
iPadにできることの具体例
読む
読むとは、サイトやブログを読むことはもちろん、電子書籍を読んだり、検索で調べ物をしたりすることも含んでいます。
ぼくはiPhoneもiPadも『○』としました。なぜか?
読むときの場所によって、使いやすさが変わってくるからなのですよ。
例えば電車の中で読み物をしたいなら、iPhoneのほうがいいと思います。ポッケや鞄からサッと取り出せますし、片手で持っていられますので。
iPadだとポッケにはしまえないし、まぁ鞄から取り出すのはいいにしても、片手で持っていると手がだんだん疲れてきます(^^;
でも逆に室内だと、iPhoneよりiPadのほうをぼくは断然使っています。
なにせ画面が大きいので読書もしやすいし──そもそも人間って、読書中、視線で追っている字面以外にも、無意識でけっこうページ全体を捉えているようなのですね。だからiPhoneのような小さい画面だと読書がしにくく感じるのだろうと思われます。
ぼくの場合、『屋外ではiPhone』『屋内ではiPad』『仕事ではMac』という使い分けです。仕事に関しては後述します。
電子書籍の他としては、先にお話ししましたとおりネットショッピングなどで比較検討しやすいですね。
ということで『読む』に関しては、場所によって使いやすさが変わるという感じです。
見る
見るとは、映画やアニメ、YouTubeやニコ動などを見るということです。
これはやっぱりiPadのほうが見やすいでしょう。
iPhoneだと迫力に欠けますし、端末が小さすぎて、ゴロ寝したときにちょっと持ちにくいんですよね。
iPadなら、ゴロ寝しても、袖口に引っかけて持ったり、布団において手で支えたりができるんですが、iPhoneだと握りしめるしかないのですわ。
ということで『見る』はiPadのほうが見やすいだろうと感じます。
聞く
聞くとは、音楽はもちろん、オーディオブックなどを聞くということです。
これはもちろん、携帯性抜群のiPhoneがいいでしょうね。まぁぼくは、室内に関してはiPadで音楽を聞いたり、iPadからスピーカーに音楽を飛ばしたりしておりますが、そういう使い方は少数派かなと思います。
遊ぶ
遊ぶとは、主にゲームを指しています。ゲーム以外にも、何かオモシロアプリがあればそれは遊ぶといっていいでしょう。
ゲームプレイするのには、iPhoneもiPadもちょ〜っとやりづらいかなぁ、というのが率直な感想です。何と比較してそう感じるのかといえば、ゲーム専用機。
iPhone/iPad用に作られたゲームはまだしも、TVゲームからの移植だったりすると、やっぱりボタンがないと操作しにくいというのが1つ。
あとタップによる操作だと、iPhoneだと画面が小さくてタップしにくいし、iPadだと逆に画面がデカすぎて片手操作ができない、という難点があります。例えばシューティングゲームですとiPhoneでの操作はチマチマしすぎてかなりキツい。
高い操作性が求められるゲームはやっぱり専用機でしょう。
計る
計るとは、歩数を計るのはもちろん、あとは時間とかもですね。
これは、いうまでもなくiPhoneのほうが使いやすいでしょう。ポータブルなので。
ちなみに、この『計る』に特化したのがApple Watchであるとぼくは考えています。
Apple Watchが登場した初期のころは「いろんなことに使える、スマホに代わる次世代デバイス!」みたいな宣伝だったと記憶していますが、けっきょく、画面が小さすぎてそんないろんなことはできず、フィットネス特化デバイスになりつつあります。
なので、運動にまるで興味がないワタクシ(^^;は、Apple Watchは持っていないんですよね。
Apple Watchを買えば、逆に運動したくなるかしら?
話す
話すとは主に電話のこと。そりゃ、iPhoneの独壇場ですがな。
ただし、iPhoneとiPadで同じApple IDでログインしてて、同じWi-Fiを使っていれば、iPhoneにかかってきた電話をiPadで受けることはできます。そうしてiPadに向かって「もしもし?」と話すわけです。
だから、iPadでも電話は受けられなくはないということで上表のiPadは『△』としておきました。
SkypeやFaceTimeでテレビ電話したいときもiPadのほうが画面見やすいでしょうし。
書く
メールやメッセ、それにワープロなど、主にテキストのタイピングのことです。
これはiPhoneもiPadもやりづらいですねぇ。ぼくは、キーボードほどにフリック入力に長けていないので(^^;
iPadで、Smart Keyboardなどを接続するって手もあるのですが、2018年6月現在、キーボード使用時に日本語変換アプリを自由に設定できないため、ぼくはiPadで長文を打つことはまずないです。(テンキー入力ならATOKとか設定可能ですが)
慣れた変換アプリでないと、どうしてもタイピングが遅くなるんです。だったら、iPadで無理して文章書かなくてもMacBookでいいじゃん、と。
そして何よりマウスがね。マウスが使えないことには、文字1つ修正するにも画面に手を伸ばさねばならず、ひっじょーーーに煩わしいです。
Appleの中の人は、本当に、iPadで仕事しているのかしら……?
以上から、文章を書くには、ぼくはもっぱらMacですね。iPhoneやiPadでタイピングするときは、ググるときとか、ひと言ふた言返信するときくらいです。
描く
描くとは手書きのこと。イラストはもちろん、図形や文字も手書きしたいシーンは多々あると思います。
これぞ、この機能こそiPadの独壇場でしょう!
なのになぜ、Appleさんはこの機能に力をいれないの!? Apple Pencilの使い勝手をもっと向上させて!
そもそも、2018年6月現在は、iPhoneはApple Pencil対応していないので、そもそもiPhoneでは手書きできません。
もしiPhoneがApple Pencil対応になったとしても、画面サイズから、iPadが手書き優勢であるもとは間違いないでしょう。
8つのできることのうち、1つでもやりたいなら買い
ということで、以上がiPhoneやiPadでできることでした。
まとめますと、あなたの用途が『読む(特に室内で)・見る(特にゴロ寝しながら)・描く』のどれかであるならば、iPadを買っても損はないと思います。
ぼくのように、iPhoneは屋外、iPadは室内──と使い分けるとより便利ですよ(^^)
それと『描く』については、「そうはいっても絵心ないし」といわれる方がかなりいらっしゃるのですが、そういう人は『iPadは紙の代わり』と考えてみてください。そうして文字や図形を手書きして頂きたいですね。
消すのも一瞬で消しカスも出ませんし、なにより、コピペや切り貼りができるのはほんと素晴らしいです。
ただガラス面にペンを走らせるので、その書き心地はどうしてもツルッとしてしまうのと、さすがに、解像度としては紙の方がまだ上なので小さな文字は書き込みにくいというのがありますが、ですが、そのデメリットを補って余りあるほど、デジタルでの手書きは利便性が高いと思います。
かつて、文章だって手書きしてたのがいまやすべてデジタルに置き換わったわけですからね。コピペができるという、ただそれだけの利便性によって。
だからコピペできるだけですんごい便利だと思う次第です(^^)
iPadで仕事はできるか?
「iPadで仕事はできるでしょうか?」という質問もこのブログやメルマガで多く頂くのですが、2018年現在のぼくの見解はこうです。
「主業務としてはぜんぜん使えないと思います。ですが、Macのサブマシンとしてなら素晴らしいでしょう」
そもそも論として、マウスがなくちゃ仕事にならんのですョ!
ファイル管理は、Macのようにやれなくてもなんとかなると思われますが、マウス!
前述の通り、マウスがなくちゃ1文字修正するにも、画面に手を伸ばさなくちゃいけないのですから、腕が腱鞘炎になりますがな!
方向キーという手もありますが、iPadを使いたいがためにそんな煩わしい操作を強いられるならMacBookでいいじゃん、と思えます。iPad Pro 12.9インチにキーボードくっつけるよりMacBook(無印)のほうが軽いし。
あとiPadには業務用アプリがまったくないのです、2018年現在は。
まぁ仕事内容にもよるのですが、ぼくならサイト制作が主業務ですから、フルバージョンのAdobe系アプリがまるでないiPadはそもそも仕事に使えません。
あ、ちなみに、ぼくはAd○beさん大嫌いなのですが(バージョンアップするたびにダメになるから)、クリエイティブ系アプリを独占されている以上やむを得ないのです(ToT)
サイト制作以外の例では動画編集もちょくちょくやりますが、動画エンコードの際、クアッドコアのCore i7を積んだiMacでさえけっこう時間かかるというのに、これをiPadでやろうとしたら何時間かかることやら。
そもそも動画編集を出先でやることはないので、iPadを使う理由もありませんし。
ですが例外なのが作画作業。これに関しては、iPad単体でもやれると思います。しかし……あともうちょい、あと数インチiPadがデカくなってくれればベストなんですけどねぇ。
ちなみにぼくはiPadを何枚も持っているため、下掲写真のようにiPadを2枚使って作画してます最近は(笑)
iPadが大きくならないのあら、せめて、デュアルディスプレイにできないかなーと考えていたんですね。
それで最初は、iMacのモニターをいかに使うか?に腐心していたのですが、iMacのモニターだと操作にマウスが必要になるから操作性がイマイチ。マウスを使い始めると、iPad側までマウス操作しそうになるんです(笑) だから画面が繋がっていないと操作しにくい。
しかもiMacとiPadとで、画面の距離も離れてしまうので、視線の動きが大きすぎて疲れました(^^;
そこで思いついたのが上掲写真です!
iPad同士は繋がっていませんが、どっちも指で操作できるので、なんと、デュアルディスプレイにしてなくてもさほど不便ないのです!
ファイルのやりとりもAirDropやiCloudを使えばなんとかなります。まぁ、作画時にファイルのやりとりをすることは大してありませんが。
だからデュアルディスプレイできなくてもなんら問題ありませんでした。これは、入力装置を選ばない指操作の大きなメリットですね(^^)
まぁとにもかくにも作画を除けば、iPad単体で仕事が完結することなど、メールの返信くらいだろうと思われます。相当がんばって、あの手この手でセッティングすればできなくはないのでしょうが、だったらやっぱりMacBookでいいじゃん、と思います。
じゃあ、「iPadは仕事にまるで使えない!」といいたいのかといえばそうではありません。『iPad仕事術!』という本にも寄稿しておりますし(^^;
ではiPadがどんな仕事シーンで使えるのかというと、デジタルデータに手書きしたいときです。
例えばぼくは、出版したときの念校赤入れをiPadで行いました。書籍1冊分のデータを印刷しようとすると、インクジェットだとキレイに出ないし、セブンとかのネットプリンタでは3000円弱はかかりますからね。
そのほかに、Macと接続して、iPadを液晶ペンタブレット代わりにも使えます。専用アプリが必要ですが。詳しくは『iPad Proを液タブ化 & Apple Pencilでクリスタに描く!』で。
まぁ……MacBookがキーボード着脱式になってApple Pencil対応すればいいだけでは?(いわゆる2in1PC)とも思いますが(^^;、現状そうなっていないし、iPadがある以上、AppleさんはMacBookを2in1化してくれないでしょうから、iPadはMacのサブコンピュータとして、主に手書き機能を担うシーンで威力を発揮するということですね(^^)
ゆくゆくは『紙の代替』となって、契約書などもぜんぶデジタル署名になれば、職場でもiPadが一人1枚支給されてシェアがグッと伸びると思うんだけどなぁ。『ノートPCの代替』なんて無理に謳わないで。
まぁその場合、Windowsとのシームレスな互換は必須でしょうから、打倒Googleを掲げて、AppleとMicrosoftは手を取り合うべきでは?と思います(^^;
まとめ:iPhoneを大きくしたいと思っら買い!
ということでそろそろまとめましょう。
結局のところiPadとは、iPhoneとできることはほぼ同じです。
なので「iPhoneがもっと大きくなったらいいのにな」と思った時が、iPadの買い時でしょう(笑)
さらに、iPadは室内利用にその真価を発揮し、仕事ではMacのサブとしてなら使えると思われます。
以上、ご参考になれば幸いです(^^)
カテゴリー:iPadの選び方