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2017.06.22

iPad Pro画面サイズ比較。
9.7→10.5インチの変更で使い勝手はどうなった?

iPad Pro 10.5インチでアニメ見ながら寝落ちする日々のみくはです(><)b

さて今回は、iPad Pro新旧の画面サイズを比較してみましょう。

2017年6月より、iPad Pro 9.7インチは10.5インチへ大型化しました。これに伴いiPad Pro 9.7インチは販売終了となっています。

だからこのエントリーは、iPad Pro 9.7インチから10.5インチへの買い替えを検討している人向き。

iPad全シリーズの画面サイズ比較は『iPad比較!決め手はサイズと重量。iPad 9.7、Pro10.5/12.9、mini 7.9、一番はどれだ?』に詳しいのでそちらご一読ください。

ということで──

「iPad Pro 9.7インチ、もうちょい大きかったらよいのにな」

──と感じているとしたら、今回のサイズ変更は朗報になるのか否か!?

9.7インチも10.5インチも両方買ったワタクシが検証してみたいと思います!

微妙……実に微妙な画面サイズ変更!

結論からいっちゃうと、買い替えの必要はないと思います。

当ブログを毎回お読み頂いている方には、毎度の結論ですみません(^^;

インチにして0.8インチ、パーセントにして約20%。この微妙な巨大化によって何が変わったのかといえば、ぼくの体感でいえば、衝撃的な違いはありませんでしたなぁ。

いやもちろん「大きくなったな」とは感じます。

ですがだからといって、使い勝手が劇的に進化したのかといえば否。

っていうか、マンガ読むにはいささかデカいような……(ToT)

なお10.5インチは、本体サイズも若干大きくなり、重量もわずかに重くなっています。厚みは変わらずです。

縦が約1cm/横が約0.4cmほど大きく。重量は約32g重くなっています。

あ、ちなみに、iPad Proを初めて買う人には10.5インチはおすすめですよ。何でもできる汎用機となるでしょう。でも机の上で作画専用マシンとするなら12.9インチですね。この辺詳しくは『iPad Proはいらない? 10.5と12.9と9.7と全部買った人のレビュー』をご参照ください。

あと古い機種からの買い替えももちろんOK。iPad2とかからの買い替えなら、それはもう劇的でしょう。読者さんからそのような喜びのメールも頂きました(^^)

つまり「今回のiPad Proはダメダメ」といいたいのではなく、あくまでも「iPad Pro 9.7インチから10.5インチへの買い替えは不要」というお話です。

ではこのあとから、なぜ買い替えが必要ないのかを検証していきましょう。

『マンガの読書』『A4サイズの読書』『小説の読書』『ゲームプレイ』『Apple Pencilでの描画』を例にしてサイズ比較していきます。

これ以外の用途(メールチェックとかブラウジングとか)では、サイズによる差異はとくに感じませんでしたので。

マンガ読書には9.7インチがいいかな

まずソファに座ってのマンガ読書。

これに関しては0.8インチ大きくなっても大した違いはありませんでした。

しかしゴロ寝してのマンガ読書。

これに関しては「おお……確かにデカくなっている」と実感できました。

座っての読書とゴロ寝しての読書、何が違うのかというと顔と画面の距離ですね。ゴロ寝して読書した方が、iPad Pro画面が顔により近いわけです。

そうすると……マンガ誌面が一回り大きく感じられました──というか、9.7インチのほうがちょうどよいサイズだったかも?

これは慣れかもしれませんが……しかしぼくは7.9インチから9.7インチへの乗り換え経験もありまして、そのときは「7.9インチのほうがちょうどよかったんじゃね?」とは感じませんでした。

しかし今回は感じる。

ほんと微妙な話なんですが、ゴロ寝してマンガ読書ですと視線の動く幅がわずかに大きいのです。

いやほんと些細な話なんですが、でもベストかどうかと問われれば、それはやっぱり9.7インチのほうがベストであるように感じました。

ただし「眼球が動くから眼精疲労がヒドイ!」とかそういうことはありません(^^;

つまり問題が出ているわけではなく、なんとぅなく違和感がある、そんな程度。そのうち慣れるでしょう、という微妙な感じですね。

あ、でも、iPad Proを横にして見開き表示にしてマンガ読むなら10.5インチがいいですね。見開き表示の迫力がグッと増します。

ただ……iPad Proを横にしてマンガ読むのは、ゴロ寝してでは持ちにくいんですよねぇ(^^;

いつかiPad Proが、プラスチック下敷きのようにペラペラになって弾力を持つまで、見開き表示は持ちにくいままかな。

A4書類読書には10.5インチ

ぼくは、A4サイズの仕事資料をiPad Proで読みます。ドキュメントスキャナで取り込み、PDFデータにして。

マンガばかり読んでるわけではないのですよ〜(><)b

なんでわざわざPDFにするのかといえば、Macにも取り込めるし、iPhoneでも読もうと思えば読めるし、つまりは、いつでもどこでも読めるから。資料には著作権もないのでクラウドにアップしておりまして、常に読めるような環境を作っているわけです。

このおかげで、積ん読資料がだいぶ少なくなりました(^^)

さて、このA4書類の読みやすさは、10.5インチのほうが勝っていると感じました。

iPad Pro縦では、9.7インチも10.5インチも、A4サイズを原寸大に表示させることはできません。A4サイズをほぼ原寸表示できるのはiPad Pro 12.9インチだけです。

ただま、12.9インチは重いんすよね。机の上の限定用途でありましょう。

ですから9.7インチ/10.5インチいずれも縮小表示なのですが、縮小表示ということは、そりゃ画面サイズは少しでも大きい方がいいということですね。誌面にビッチリ文字が書き込まれているような書類だと特に。

ただし9.7インチが読みにくかったかといえばそうではなく、文字がやや小さくなるだけで普通に読めました。とくに不便を感じませんでしたね。

小説読書にはどっちも不可!

iPad Pro 9.7インチ/10.5インチともに、小説の読書には不可!

電子書籍での小説読書を想定しています。

実用書・専門書・技術書の読書には9.7インチ・10.5インチともによいと思いますが、小説に限り不可だとぼくは思います。可変レイアウトであったとしても。

なぜか?

いやね、小説はじっくり読むものと思いますが、それにしてはiPad Proはデカくて重いんすわ(^^;

だからiPad miniの7.9インチは、小説読むにはベストサイズですけどねー。どうにも、Appleさんの扱いがぞんざいな感じですminiは。

なんとか9.7インチまでならギリギリ大丈夫かなーと思いますが、10.5インチになると、何かの一線を越えてしまった気がしますね(^^;

実用書などの本はよいとしているのは、まぁぼくの場合ですが、実用書をイチからじっくり読むことは最近滅多にないから。飛ばし読みには、iPad Proのあのキビキビした動作がよいのです。

あと飛ばし読みなので、誌面も広い方が字面がたくさん見えて嬉しい。

なので、小説NG・実用書OKとしましたが正確にいえば『じっくり読む書籍はNG・飛ばし読み書籍はOK』ということですね。

ちなみにぼくは、小説を読むときはKindle Paperwhiteを使っています。

欲をいえば、文庫本みたく誌面がもうちょいベージュ色っぽくしてくれたらベストなんだけど。欧米文化だと書籍は真っ白なのかな?

とにもかくにも、小説読むときはKindle Paperwhite、実用書や専門書を読むときはiPad Proとぼくは使い分けています。さらに屋外ではiPhoneで読みます。読んだページの同期が取れるのも嬉しいところですね(^^)

ゲームプレイは9.7インチ、だが!

iPad Proでゲームプレイをしようと思ったら、9.7インチのほうがよかったでしょうか。軽いから。

ぼくの場合、ゲームはドラクエと将棋と美少女系(^^;くらいしかやったことないので、どのサイズがベストなのかは判断しかねますが、読者さんからiPad miniの7.9インチがゲームには最適と伺ったことあります。

確かにiPad Pro 9.7インチでゲームしてると、持ち方によっては指の付け根がしびれてきますしね。わずかとはいえそれ以上に重い10.5インチともなると、指の疲れがより懸念されます。

少なくともドラクエをプレイした感覚では、画面はそこまで大きくなくていいように思いました。

ちなみにぼくは、ドラクエなら3が好きで、FFなら7が好き。

ドラクエ3は、純粋にゲームとして素晴らしい出来だと思います。

FF7はなんといってもあのストーリー性が!! 思いだしただけで叫びたくなります。エアリス〜〜〜!(意味不明)

にしてもいまや、プレステ並みのゲームがiPad ProはおろかiPhoneでできてしまうとは!

時代の進化を感じますね(^^;

Apple Pencilでの描画はどっちも変わらず!

Apple Pencilでのお絵かきは9.7インチも10.5インチもどっちも大して変わりませんでした。

Apple Pencilでイラスト描画する際に「9.7インチだとやっぱ小さいな」と感じて買い替えを検討されているのでしたら、一足飛びに12.9インチにしたほうがいいでしょう。

10.5インチにしたところで「やっぱりまだ小さかった!」と感じてしまう可能性大です。

12.9インチを買っても9.7インチは手元に残りますから、状況に応じて適宜使い分けられるメリットも出ます。

ちなみに、図形を書いたり、文字校正したり、写真パス抜きしたり、お絵かき以外にApple Pencilを使いたいなら10.5インチで十分でしょう。

まとめ:点数化してみた

以上を『○=2点/△=1点/×=0点』としてみたのが下表です。オマケに7.9インチ(iPad mini)と12.9インチ(iPad Pro)もつけました。

  7.9インチ 9.7インチ 10.5インチ 12.9インチ
マンガ ×
A4書類 ×
小説 × × ×
ゲーム ×
Apple Pencil ×
  5点 5点 5点 3点

点数化してみても、9.7インチと10.5インチの利便性は一長一短。分かれ目は、マンガとA4サイズの読書でしょうか。

2018年3月に、iPad(無印)9.7インチがApple Pencilに対応しましたので、上図はiPad(無印)とiPad Pro 10.5インチの比較としてご覧頂くのでもいいですね。

なおA4書類の読書には、サイズ的には12.9インチが原寸表示で最適なんですが、重量を考慮し△としました。重いっす。

あと意外にiPad mini 7.9インチが検討していることに自分でもびっくり。でもAppleさん、このサイズを重用することもうないのかなー?

まぁいずれにしても、9.7インチと10.5インチの差はわずかであり一長一短なので、わざわざ買い換える必要はないということですね。

リフレッシュレート向上についても、ぼくはそれほど体感を得ませんでした。それについては『リフレッシュレート120HzでApple Pencilの反応速度はよくなったのか?』をお読みください。

オマケ:なぜAppleは10.5インチにしたのか?

最後に『なぜAppleはiPad Proを10.5インチにしたのか?』についても考察しておきましょう。

まぁやっぱりアレですね、iPad ProをノートPC化したいからでしょうね。

そうして2017年秋のiOSアップデートにより、マルチタスクの使い勝手を少しでもよくしたくて、そのためには画面サイズを少しでも大きくしたかったのでしょう。

iPad Pro 12.9インチもあれば、ノートPCと同等のサイズになりますが、旧iPad Pro 9.7インチではどうにも心許なかった。

だからなんとかして10インチ台に乗せたかった──そんなところかと思います。

ぼく個人としては、iPad ProのノートPC化はどっちでもいいんです。それより早くiPad Proをペラッペラにしてほしいんですが、まぁそれはハードウエア的な制約もあるので来年早々とはいかないでしょうし。

その過渡期として、ノートPCの機能を取り込んだり融合したりはまぁアリかなと思います。

ただそのためには、なんども書いているけどマウスね(^^; マウスが必要です。

iPad Proが本当にノートPCとしてみんな使うようになれば、アプリ有無の問題は徐々に解決していくでしょう。

そうすると、MacBookシリーズは本当に終演を迎えてしまうかもしれないなぁ。でもまぁ向こう2〜3年は大丈夫でしょうから、PCを次に買い換えるときはぼくはまだMacBookシリーズですが。

ってなわけで以上、買い替えのご参考になれば幸いです(^^)

カテゴリー:iPadの選び方

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『i fan』管理人のみくはです。当ブログは、iPhoneやiPadなどのガジェットと、スマホゲームが大好きなぼくが、愉快でお勧めのコンテンツをレビューするブログです(^^) 毎日が楽しくなるコンテンツをご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてね!

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